芸能人の方でもHSPであることを告白されて、少しずつ耳にするようになってきた人も多いかと思います。
ですが、一体HSPとはどのようなもので、HSPであるとどうなるのか知らない人ばかりだと思います。
今回は、その気になるHSPについて紹介していきたいと思います。
HSPとは?
HSPとは、“Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)”のことです。
このHSPは、アメリカの心理学者であるアーロン博士が提唱したもので、非常に繊細な人ということです。
人口の5人に1人の割合でHSPの人がいるとのことで、非常に繊細で、細かいことに気が付くため、ストレスを抱えやすい傾向にあります。
HSPの特徴は?
アーロン博士によると、HSPには、「DOES(ダス)」という4つの特性があるとのことです。
この4つの内、1つでも当てはまらない人はHSPには当たらないと定義されています。
自分が当てはまるかチェックしてみてください。
Depth of processing(考え方が複雑で、深く考えてから行動する)
- 一を聞いて、十のことを想像して、考えられる。
- 調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周囲に驚かれる。
- お世辞をすぐに見抜いてしまう。
- 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる。
- その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話しが嫌い。
Overstimulation(刺激に敏感で疲れやすい)
- 人混みや大きな音が苦手
- 友達との時間が楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れる。
- 映画や音楽、本などの芸術作品にとても感動して、泣きやすい。
- 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない。
- 繊細なことに過剰なほどの驚いてしまう。
Empathy and emotional responsiveness(人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい)
- 人が怒られていると自分のことのように感じて、傷ついたり、お腹が痛くなったりする。
- 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣したりする。
- 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる。
- 幼児や動物の気持ちも察することができる。
Sensitivity to subtleties(あらゆる感覚がするどい)
- 電化製品の機械音や時計の針の音が気になってしまう。
- 強い光や日光のまぶしさなどが苦手
- 近くにいる人の口臭やたばこの臭いで気分が悪くなってしまう。
- カフェインや添加物に敏感に反応してしまう。
- 肌着のタグやチクチクする素材が気になってしまう。
- 第六感がはたらき、よく当たる。
簡単なセルフテストをやってみよう
HSPについてわかってはきたが、実際に自分は、HSPなのか気になるところだと思います。
そんな人は、以下のセルフテストをやってみてください。
14個以上当てはまる方は、HSPである可能性が高いということです。
HSPは病気ではない
ここまでHSPについて紹介してきましたが、HSPは病気ではありません。
あくまで気質で、非常に繊細で敏感であるということです。
気にしすぎて、ストレスも溜まってしまうということで思い悩んでしまう人もいるかもしれませんが、優れた点も数多くあります。
繊細で細かいことに気づくことができるので、周りの人に気配りや配慮ができるので、好感を得ることができます。
このようにHSPは、悪いことばかりではなく、うまく付き合っていけばメリットの方が多かったりします。
HSPのまとめ
これまでHSPなんて言葉を全く知らなかったという人がほとんどかと思います。
自分はこんな細かいことばかり気になって、ストレスフルになってしまって悩んでいた方も多いかと思われます。
自分自身、同じように悩んでいたのが、この言葉を知ってから少し楽になったような気がします。
無理に考え方を変えて、直そうとするのではなく、ストレスなどたまらないようにうまく付き合って、メリットを享受できていければいいですよね。
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