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82歳現役社長の原点|36年の教員を辞め、マンションの一室から『日本健食』を創業した志

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30年の教員生活から、なぜ82歳の今も現役社長なのか。マンションの一室から始まった日本健食創業記
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2003年、36年間にわたって情熱を注いだ教員生活に、私は自ら終止符を打ちました。安定した道を捨て、先の見えない実業の世界へ。周囲からは「なぜ今さら」と心配の声も聞こえましたが、私の心は不思議と晴れやかでした。そこには、退職金でささやかな第二の人生を送るという選択肢はありませんでした。私には、どうしても成し遂げたい「志」があったのです。

灯台守
船長、36年も勤め上げた教員の道を離れるというのは、大きな決断でしたね。その「志」とは、一体何だったのですか?
加藤(船長)
それは、教育現場で感じていた「心と体の健康の大切さ」を、今度は社会という大海原で実践したいという想い。定年を待たずして、58歳で新たな航海へと舵を切った、その原点についてお話ししたいと思います。
目次

2003年 嵐の船出:数十箱の段ボールが埋め尽くした、我が家の”船倉”

退職して間もなく、妻の知人であったH氏(環境科学社長)から「健康食品の事業をやってみないか」と声をかけられたのが、すべての始まりでした。彼はサプリメント企画の名人。その出会いが、私の人生を大きく動かすことになります。

ある日のことです。帰宅すると、我が家のマンションの一室が、足の踏み場もないほどの段ボール箱で埋め尽くされているではありませんか。唖然とする私に、妻が告げます。「Hさんと相談して、『ギャバ』の商品を作ってみたの」。これが、記念すべき当社オリジナル商品第一号「ギャバ太郎」が誕生した瞬間であり、私の船出を告げる、まさに”嵐”のような出来事でした。

一等航海士さん
あの時は私も必死でした。でも、あの段ボールの山が今の会社の原点なんですよね(笑)
2003年、マンションの一室を埋め尽くした「ギャバ」商品の段ボール箱
2003年、マンションの一室を埋め尽くした「ギャバ」商品の段ボール箱。ここから日本健食の歴史が始まりました。

右も左もわからぬまま、在庫の山を前に途方に暮れる日々。しかし、この時のH氏が企画してくれた「ギャバ」や「冬虫夏草」が、後に20年以上も会社を支えるメイン商品となるのですから、人生とは面白いものです。

2005年 恩師たちとの修行:ホテルの机で学んだ「商売の基礎」

2005年3月、(株)シンクのH社長のお力添えで、なんとかウェブショップ「ギャバ太郎ショップ」を開設したものの、商品は一向に売れません。来る日も来る日もパソコンの画面を眺め、在庫の山を見つめるばかり。そんな私に、M氏は新たな出会いの羅針盤を授けてくれました。

港の古老さん
「”スマイルおやじ”という面白い男がいるから、会ってみるといい」

紹介されたU氏との待ち合わせ場所は、いつも豊中駅近くの老舗ホテルのラウンジでした。彼は私の悩みを聞くと、にっこり笑ってこう言いました。「加藤さん、売る前に、まずはお客さんに情報を届けることから始めましょう」。

豊中駅近くのホテル「アイボリー」のラウンジ
恩師・U氏との出会いの場所、豊中駅近くの老舗ホテルのラウンジ。ここで商売の基礎を学びました。
港の古老さん
商品を売るな、情報を売れ。

この一言から始まったのが、私の事業の礎を築いた「千客万来プロジェクト」です。U氏の教えは、「商品を売るな、情報を売れ」。彼の指導のもと、2005年12月には楽天ブログで「百万人の健康道場」を開設。ひたすら健康に関する情報を発信し続ける日々が始まりました。それは、私にとって36年間の教員経験が活かせる、新たな「教育」の実践でもありました。

2005年11月7日、「千客万来プロジェクト」初ミーティングの記録
2005年11月7日、「千客万来プロジェクト」初ミーティングの記録。「ブログの効果 大」「売る目的と個人の」といった手書きの文字に、当時の熱気が蘇ります。

2006年 法人化と拡大:小さな船から「日本健食株式会社」へ

ブログを通じて少しずつお客様との信頼関係が生まれると、不思議なことに、あれほど売れなかった「ギャバ太郎」が、少しずつ売れ始めたのです。情報発信の大切さを肌で感じた瞬間でした。

マドンナさん(当社スタッフ)
情報発信が信頼につながり、信頼が購買につながる。Webマーケティングの王道ですね。

そして2006年12月21日、ついに「日本健食株式会社」を設立。資本金200万円、自宅マンションの一室を本店とする、本当に小さな船出でした。しかし、私にとっては、30年間勤め上げた教員という港を離れ、自分の名前で漕ぎ出す、覚悟の船出でもありました。

平成18年(2006年)12月21日、日本健食株式会社を設立。登記簿謄本に刻まれた文字が、新たな航海の始まりを告げています。

その後、シンク社のH社長の助言もあり、楽天、Yahoo!、Amazonへと販路を拡大。多くのお客様に支えられ、小さな船は少しずつ、しかし確実に前進を続けていきました。

2005年当時のウェブショップ「ギャバ太郎ショップ」。手作り感あふれるページですが、ここからすべてが始まりました。

結び:82歳の今、新たな航海へ

創業から約20年。あの時、マンションの一室に山積みになっていた「ギャバ」と「冬虫夏草」は、今もなお日本健食のメイン商品として、多くのお客様に愛され続けています。これ以上の喜びはありません。

トレみ
20年後も愛される商品があるというのは、本当に素晴らしいことですね。

36年の教員生活で得た「心と体の健康」への想い。それを羅針盤に、実業という大海原へ漕ぎ出した私の航海は、多くの方々の温かいご支援と、幸運な出会いに恵まれました。

そして82歳になった今、私はこのブログという形で、自らの人生を「デジタルアーカイブ」として残すという、新たな航海を始めました。AIという新しい航海術も学びながら、生涯現役でこの羅針盤を動かし続けたいと思っています。

サトルくん(当時の教え子)
先生の挑戦は、私たち若い世代にとっても大きな励みになります!

この記事を読んでくださったあなたが、もし人生の新たな一歩を踏み出そうとしているのなら。私のささやかな挑戦が、その背中をそっと押す一助となれば幸いです。

創業当時の名刺。小さな「ギャバ太郎」のイラストに、お客様の健康を願う大きな想いが詰まっています。
アコーディオンと共に

筆者:加藤 凌について
36年の教員生活を経て、58歳から起業。現在は「蒼き航海・・82歳の羅針盤」編集長として、人生の知恵とトレンドを融合させた情報を発信中。
私のモットー: 「生涯現役、好奇心は羅針盤」
最近の関心事: AI活用とアコーディオン演奏
➡ 82歳の挑戦。プロフィールと「蒼き航海」への想いはこちら

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