おとり物件とは?違法性はあるのか・存在理由や見分け方を紹介します

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おとり物件とは?
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みなさん、おとり物件という言葉をご存知でしょうか?

賃貸物件などを探す際におとり物件というものが紛れ込んでいるケースがあるようです。

おとり物件とはどのような特徴を持つのでしょうか?また違法なのか、見分け方などについても紹介していければと思います。

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目次

おとり物件とは?

おとり物件とは、集客目的のために不動産屋さんが利用する物件のことです。

この「おとり物件」は、賃貸情報が掲載されていますが、実際に借りることはできません。

釣り物件とも呼ばれており、魅了的な物件を掲載することで、集客効果を高めているのです。

せっかく不動産賃貸サイトなどで気になる物件を見つけたとしても、おとり物件で借りることができずに、他の物件で妥協したなどということにもつながりかねません。

おとり物件は違法?

当たり前のように存在するおとり物件ですが、違法なのでしょうか?

結論から言うと、おとり物件を表示するというのは、法律で禁止されている行為となります。

景品表示法4条1項3号の規定に基づく『不動産のおとり広告に関する表示』という告示を公正取引委員会が出しており、以下のようなものがおとり広告として禁止されています。

  • 実際に存在しない不動産
  • 実際には取引の対象となり得ない不動産
  • 実際には取引する意思がない不動産

これらは、禁止されていることですので、たとえ最終的に良い物件に出会えたとしても違法です。

ではなぜおとり物件は存在するのでしょうか。

おとり物件はなぜ存在する?

なぜ違法とわかっているおとり物件は存在するのでしょうか。

おとり物件が存在する理由には2つのパターンがあります。

悪意のあるパターン

まずは違法とわかりつつおとり物件を掲載しているパターンです。

違法と知っていながらも、やはり魅力的な物件を掲載しておくと集客効果は高いため、行なっているようです。

また、実際に存在しないおとり物件には、「物件そのものが存在しない」「物件はあるが募集内容が違う」「すでに制約している」があります。

人為的ミスのパターン

賃貸物件情報の掲載は人為的に行うものですので、ミスが起こる可能性もあります。

成約した物件を削除することなく更新したり、成約済みということを把握しておらず広告を掲載したりすることもあるでしょう。

また、自社管理の物件であれば、すぐに対応することができますが、他者管理の物件だと申し込みがあったことなどを反映させるためにタイムラグが生じてしまいます。

さらに、使用しているシステムの設定などによってもタイムラグが生じてしまいますので、それによって削除されるはずの物件情報がまだ残っているという可能性もあります。

おとり物件の見分け方

ではそういったおとり物件を避けるためにはどのようにすればよろしいのでしょうか。

おとり物件を見分けるために参考にしていただきたいポイントについて紹介します。

家賃が安い

おとり物件の情報を見て、1番魅力を感じるのがこの家賃が安いという部分だと思います。

地域の他の物件よりも明らかに家賃が安いのは、おとり物件である可能性が高いです。

相場だとしても契約者が決まるような物件であれば、家賃を安くする必要性はないので、おとり物件もしくは、事故物件などの可能性も疑いましょう。

待ち合わせ内覧ができない

現地での内覧を希望したとしても、すぐに断られてしまうという場合には、疑った方がいいでしょう。

オーナー側が拒んでいる可能性もありますが、基本的にはないようですので、断られてしまったら、かなり怪しいと言えます。

他サイトの掲載がない

好条件なのに他サイトに掲載されていないものは、おとり物件の可能性が高いです。

また、入居が決まった物件は、それぞれのサイトから削除されていきますが、あえておとり物件として残しているものもあります。

掲載日が古い

おとり物件の場合は、その後の情報の更新が必要ないため、掲載日が古いものが多いです。

そのため、掲載日が1ヶ月以上前のものだとおとり物件である可能性が高いでしょう。

人気の地域で、好条件であれば、2週間ほどで契約が決まってしまうようですので、注意してください。

また、掲載情報に、住所がなかったり、未公開物件多数ありなどの記載があったりした場合も、かなり怪しいと言えます。

おとり物件とは?のまとめ

みなさんも賃貸物件などを検索していて、すごく良い条件に、こんな物件に住みたいと考えたことがあるのではないでしょうか。

現実には、そういったものはおとり物件である可能性が高いと知ったら怖いですよね。

今回紹介したおとり物件を見分けるポイントを押さえて、素晴らしい物件を見つけてください。

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