最近よく聞くようになったSDGs。
なんとなく聞いたことがあるという人もいるかもしれませんが、日本での認知度はまだまだ低いです。
では、SDGsとは、一体どのようなものでしょうか?
SDGsの掲げる目標や企業の取り組み、グリーンリカバリーについても紹介していきます。
SDGsとは?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
「環境」「経済」「社会」の三つの分野の調和を図ることがポイントとなっています。
国連によると、人口が30年には85億人、50年には97億人になるとされています。
これまでのように、大量生産、大量消費のままいけば、食糧不足や資源の枯渇、大規模災害などが起きる可能性が高くなってしまいます。
そうした危機を回避するために、地球規模で課題解決に取り組むために17の目標を設定しています。
SDGsの17の目標
SDGsには、17の目標が設定されています。
そこからさらに、169のターゲットが具体的に設定されているのですが、今回は17の目標を紹介します。
- 貧困をゼロに
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
下記にリンクを貼りますので、詳細はご確認ください。
SDGsに取り組む企業
このSDGsに取り組んでいる企業は数多くあります。
例えば、皆さんもご存知のアディダス。
現在、世界的に問題となっているプラスチック問題は、私たちの生活を脅かしてしまうかもしれません。
2015年から、海洋環境保護団体「Parley for the Oceans」と連携し、海洋廃棄物や違法に設置された漁網から再利用した糸と繊維で作ったランニングシューズを作っています。
また、日本は食品ロス先進国と言っても過言ではないほど、問題となっていますが、これを改善するために小さなスタートアップが取り組んでいます。
料理が余った飲食店と割安で購入したい消費者をマッチングするフードシェアリングサービスを提供。
このサービスのおかげで本来捨てるだけだった食品を活かすことが可能となります。
グリーンリカバリーという考え方
SDGsを考える一方、グリーンリカバリーという取り組みもあります。
グリーンリカバリーとは、コロナからの復旧の際に、経済を優先するのではなく、気候変動への対策や生態系の保全などの環境への取り組みも同時に加速させるというものです。
欧州が中心となって取り組んでいることで、日本ではまだまだ根付いてはいません。
コロナをきっかけに、大量消費する経済から、リサイクルやシェアリングエコノミーなどの持続可能な経済に転換することを目指す動きがあります。
SDGsのまとめ
このような取り組みは国や大企業などが取り組むものと考えがちですが、中小企業や個人一人ひとりの意識を変えていかなければいけません。
日本は、SDGsの目標達成度のランキングでは、上位にランクインしていますが、日本国内には、様々な問題があります。
前出の食品ロス問題、ジェンダーの問題など問題は山積みとなっています。
これらの問題をすぐに解決することは無理ですが、個人で少しずつ取り組んでいったり、意識を持つだけでも良い方向に向かうかと思います。
どうせ無駄と考えずに、取り組めることから小さく始めていきましょう。
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