賛否両論あった中行われた東京五輪ですが、選手たちの活躍ぶりに日本中が熱狂しました。
その熱冷めやらぬうちに、東京パラ五輪の開催が迫っています。
そんな東京パラ五輪で、見応えのある競技の一つがボッチャ。
ご存知の方も少ないかと思いますので、そんなボッチャについて、見どころや魅力、コツ、注目選手などを紹介していきたいと思います。
パラ五輪競技のボッチャとは?
パラ五輪で行われるボッチャとはどのような競技なのでしょうか?
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた競技で、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されました。
ジャックボールという目標球に向かって赤・青6球ずつボールをどれだけ近づけられるかを競います。
投げたり、転がしたり、障がいにより投げられなければ専用の勾配のついた滑り台を使って、競技アシスタントに意思を伝えて転がします。
ボッチャの魅力は?
ボッチャの魅力は、老若男女、障がいのあるなし関係なく、全ての人が一緒に競い合えることにあります。
もちろんパラ五輪など国際大会では、障がいの程度によってクラス分けされますが、一般参加の大会やイベントなどではみんなで楽しむことができるのも良いですよね。
ボッチャの見どころ
そんなボッチャを観戦する際の見どころなどはどこなのでしょう。
ボールを近づけるだけという非常にシンプルなルールとなっているのですが、そこにはミリ単位のコントロールや戦略や駆け引きなど見どころが満載となっています。
トップ選手は、赤6個、青6個、白1個の13個を1セットにマイボールとして持っていて、さらに2〜3セットを使い分けます。
ボールは規定の範囲内ならば大きさや柔らかさなどをカスタマイズすることができます。
また、素材には規定がないので、皮やフェルトなど様々。
ですので、選手は自分の体やプレーの特徴などを加味し、転がるボールや止まるボールなどを使い分けて戦います。
さらに、障がいの程度によってクラス分けはありますが、ボッチャでは男女の区別なく戦いますので、そこも見どころとなっています。
ボッチャのコツ
ボッチャのコツとはどのようなものになるのでしょう。
どうやらボッチャには、最強とも言えるボールの置き方があるようです。
ただ近づけるだけではなく、相手のボールの進行を妨害するような置き方も必要となってくるボッチャ。
そんな中で、白いジャックボールの前後を挟む形でボールを配置するのが最強なんだそう。
こうすることで、どこから当てられても自分のボールに優位な状況に持ち込めるということなんだそうです。
こういった戦術面も知った上で競技を見るとより楽しめると思いますので、東京パラ五輪の前までに知っておけると良いかもしれません。
パラ五輪競技の選手紹介
それでは、東京パラ五輪のボッチャを見る際に注目したい選手を紹介していきます。
杉村英孝選手
杉村選手は、チームのキャプテンを担う選手です。
先天性の脳性麻痺で、高校3年の時から競技をスタートしました。2016年のリオ五輪では、キャプテンとして銀メダルを獲得。
今大会もメダル獲得が期待されています。
藤井友里子選手
生後10ヶ月で脳性麻痺、そして20代後半からボッチャを始めました。
リオ五輪の団体銀のメンバーです。
パラリンピック3大会連続出場を果たし、今大会のメダル獲得にも期待。
パラ五輪競技のボッチャとは?のまとめ
パラリンピックの正式協議となっているボッチャ。
これまで知らなかった人も多いのではないかと思います。
今大会ではさまざまな問題なども抱えていますが、選手にはぜひ活躍してもらいたいですね。
そうしてボッチャという競技の知名度が高まってくれると嬉しいです。
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