最近では、さまざまな企業がサブスクサービスを導入していますが、みなさんは利用されていますでしょうか?
多くの方がいくつかのサブスクサービスを契約していると思いますが、もし亡くなってしまったら、その後のサブスク契約はどうなってしまうのでしょうか?
話題となった死後のNHK受信料についてや、死後のサブスクの注意点や停止方法などについて紹介していきますので、参考にしてみてください。
NHK受信料が話題に
急死した一人暮らしの親戚のNHK受信料が、引き落とされ続けていたことが判明して、支払いを止めて、支払い超過した分を取り戻すために悪戦苦闘したというツイートが話題となりました。
亡くなった人がテレビを見るわけがないので、引き落としを止めてくれるかと思いきや、支払いは止まっていなかったようです。
これを止めるために、本人以外が手続きをすることになるので、膨大な書類と交渉が必要となってくるので、かなりの手間がかかったとのこと。
サブスクは死後どうなる?
上記のことから想像できますが、同じように毎月支払っているサブスクサービスの場合はどうなるのでしょうか。
契約者の生死を検知する仕組みはないので、もちろん支払いが止まることはありません。
NHKの場合と同じように、遺族や代理人などが連絡をしない限り、引き落とされ続けていまします。
本人じゃないので大変な上に、サブスクサービスの場合、解約の方法にたどるつくことさえ場合があります。
かなり奥まったページに解約ページがあり、さらには2段階認証など、契約者本人であっても、非常に面倒。
こういったことから解約を達成できないということもありえます。
死後のサブスク停止方法
複数契約しているサブスクサービスを停止する手っ取り早い手段は、引き落とし先となっているクレジットカードを止めたり、銀行口座を凍結させるです。
これらを止めることで、紐づいているサービスの支払いも止まるということですね。
故人の契約しているサブスクサービスを追って、正規の手順で全て解約するというのは、ほとんど不可能に近いでしょう。
ですがこの方法は最終手段として、もし可能であればしっかりと一つずつ解約していく方法がおすすめです。
死後のサブスクの注意点
引き落とし先を停止してサブスクを止める方法には注意点があります。
延滞分の請求
サービスを提供している契約先は生死の確認ができないため、数ヶ月滞納した上で、契約破棄をされたと認識してしまいます。
そのため、未納分を回収することを考えるでしょう。
実際に近しい事例で、オンライン決済サービス大手のペイパルが、がんで亡くなった女性に対して約3200ポンド(約47万円)もの支払いを求めたケースもあります。
クラウド消失
クラウドサービスなどのサブスクを解除してしまうことで、そこに保存されていた故人のデータにアクセスできなくなってしまいます。
クラウドに全てのデータを残している人も多いかと思いますので、注意しましょう。
死後のサブスクを終活で情報整理
終活において、事前に情報整理をしておくことをおすすめします。
自分がどのようなサブスクを契約しているかを把握しておき、残しておきたいもの以外は解約しておきましょう。
また、契約しているサブスクをノートなどに記しておき、解約方法なども書いておくと、家族と情報共有することができます。
それらのノートと一緒に、預金通帳なども一緒に保管しておくこともおすすめとなります。
サブスクは死後どうなる?のまとめ
今の時代は、さまざまなサービスがサブスク契約となっていて、実際に自分がどのようなものを契約しているか把握できていないという人も多いと思います。
そのままなくなってしまうと、引き落とされ続けてしまいますし、解約するのも大変ですので、事前の準備で対応するようにしてみてください。
むやみやたらとサブスク契約するのではなく、本当に必要なものだけを契約するということが大事かもしれませんね。
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