人出を抑えるために推奨しているテレワークに関して、小池百合子東京都知事は、半日や時間単位での実施を「テレハーフ」と名付けました。
「テレハーフ」と聞いて「半ドン」のこと?と混乱する人もいるようです。
実際どう違うのか、調べてみました。
そもそもテレワークとは
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
大まかに次の3つに分けられます。
- 在宅勤務
自宅にいて、パソコンや電話、ファクスで連絡をとる働き方。 - モバイルワーク
顧客先や移動中に、パソコンや携帯電話を使う働き方。 - サテライトオフィス勤務
勤務先以外のオフィススペースでパソコンなどを利用した働き方。
テレワークという言葉の誕生背景
「テレワーク」ですが、
1973年にアメリカの物理学者が自宅から作業を行ったことが起源とされています。
また1970年代の当時、アメリカでは自動車による大気汚染やエネルギー危機が起こったことから、
これらの問題解消を目的として、
自宅にいながら仕事をするスタイルとしてテレワークが導入されたと言われています。
テレワークの語源
テレワークは英語で「telework」と表記されます。
「tele」=「離れた所」と「work」=「働く」
この二つの言葉を組み合わせて出来た造語です。
半ドンとは
半ドンとは、が土曜日の午後だけ休みのことです。
昔は週休2日制ではなかったので、土曜日も普通に学校や会社がありました。
しかし、土曜日は朝に出勤しても昼には帰ることができたのです。
これを皆「半ドン」と呼んでいました。
半ドンの語源
この土曜日の午後だけ休みがなぜ「半ドン」と呼ばれていたのかですが、
いくつか説があります。
オランダ語から
オランダ語で休日や日曜日を意味するzondag(ゾンターク)という言葉があります。
これが訛って「ドンタク」になったと言われています。
そして午前中に業務や授業が終わって午後から休みになる=「一日の半分が休み」
この二つを合わせて「半分ドンタク」更に略して「半ドン」になった説。
空砲から
明治時代に東京などでは正午を知らせるのに「空砲」を使っていました。
この空砲はドンという音がなったそうです。
その「半日」を告げる「ドン」が、その日の業務の終わりの合図であったことから、「半ドン」と言うようになった説。
略称から
上の二つより単純に
「半休の土曜日」の略語で「半土」となり「半ドン」になったという説。
テレハーフとは
終日のテレワークに加えて、
半日・時間単位のテレワークとローテーション勤務等を組み合わせて業務を行う事です。
テレハーフ=半ドン
上記の事をみるに、微妙にニュアンスが違うように感じますね。
ネット上では「テレハーフ=半ドン」という認識で広まっているようです。
そして小池百合子都知事は、半ドンという言葉もあったが、時代に合わせてこのようなネーミングにしたと語っていました。
テレハーフとは?半ドンと何が違うの?のまとめ
テレハーフと半ドンの違いについてと、
半ドンがどこから来ているのかも気になったので合わせて調べてみました。
3密やソーシャルディスタンス、今回のテレハーフ。
聞きなれない言葉を使うことで印象付けることが出来て効果的だと思います。
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