「地元漁師が貝を密漁か、 男女21人書類送検」というニュースが数日前ありました。
地元漁師が密漁していたのはタイラギという貝です。初めて聞く人も多いと思います。「タイラギ貝」は、愛知県田原市の特産、地元では「タイラギ」と呼ばれて、大きな貝柱とホタテよりしっかりとした食感がおいしい貝だそうです。
このタイラガイを田原市の三河湾で密漁したとして、21人もの漁師が書類送検されていたことがわかりました。
今回は、タイラギ貝の旬の時期や美味しい食べ方、タイラギ貝の寄生虫について調べてみました!
タイラギ貝はどんな貝なのか
「タイラギ」は「タイラガイ」とも呼ばれている、30cmを超える大きな貝です。
なぜ「タイラガイ(平貝)」と言うのかは、見た目がひらべったいからです。
日本国内の2枚貝としては最も大きいものになるそうです。
真ん中にある大きな貝柱を食べますが、ヒモや内臓も食べる地域もあるようです。
貝の蝶番(ちょうつがい)のあたりから、筆のような毛が出ています。「足糸」と呼ばれるものでこれを使って岩や海底にふんばっています。タイラ貝は、砂泥の中にこの糸を使って踏ん張り、砂泥に刺さったように、広い方を上にして海の底で生きています。(水深は10mの辺り)
タイラギ貝の産地は?
韓国で多く獲れるらしく、韓国からの輸入も多いようです。
日本国内では房総半島以南で採れ、関東では高級食材のようです。
地域がかなり限られるという貝ではなく、九州でも多く食べられています。
タイラギ貝、旬はいつ?
タイラギ貝は、2枚貝がおいしい時期の「春」が旬です。
入手は通年可能です。魚屋に入荷すれば売っているようです。
タイラギ貝、美味しい食べ方は?
大きくて迫力のある貝なので、まるごと買って捌くのも面白いかもしれません。
1個400円から600円する高い貝ですが。。。
調べれば、動画もたくさんありました。
貝柱は、「刺身」がいちばん美味しいようです。
上品な味で、ホタテより淡白。しかし、なんともいえないうま味が口の中にひろがり、すごくおいしい貝とのことです。一度食べてみたいですね。
タイラギ貝の内臓は甘辛く煮付けて食べたりバター焼きも美味しいみたいです。
貝柱は、加熱すると固くなるので加熱はしすぎないように。ホタテと同じように、バター焼きやフライ、塩を振ってサッと焼くのも美味しいそうです。
タイラギ貝、寄生虫がいる?!
タイラギ貝と検索すると寄生虫というワードがたくさんでてきました。
美味しい貝だとしても、寄生虫がいるとなると怖いですよね。
調べてみると、実は寄生虫では無くエビがいるようです。
タイラギ貝には「もれなく」と言っていいほどの確立で、「カクレエビ」という「エビ」がいます。夫婦で寄生し、メスのほうが大きいです。タイラギ貝に隠れて何を食べているのかはわかりません。
これを「寄生虫」と思ってしまうと、気分も悪くなるかもしれません。でも、あくまでも「エビ」ですので、揚げて食べるとおいしいそうです。粗塩をかけて食べると、かなりぷりぷりしてて、外の殻も香ばしく、「普通の小エビと同じ感じ」とても美味しそうですね。
カクレエビは、見た目は小さくて愛嬌がありかわいらしいエビです。
なので飼育用でも人気があり、ペットショップで売られてたりもするようです。
【高級食材】タイラギ貝のまとめ
30cmを超え、日本国内の2枚貝としては最も大きいタイラギ貝。タイラガイとも呼ばれ、見た目がひらべったい事も特徴です。「春」が旬で、タイラギ貝の貝柱は刺身で食べると一番おいしいようです。
タイラギ貝には「もれなく」と言っていいほどの確立で、「カクレエビ」という「エビ」がいます。寄生虫と間違えられやすいようです。
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