落とし物を拾って、落とし主に対しての善意でSNSへの投稿をたまに見ますよね。
その善意によって、返還する際の大変さや詐欺などを生み出してしまうかもしれません。
今、話題となっている落とし物のSNS投稿について紹介していきたいと思います。
SNSでの「落とし物を届けた」投稿が話題
皆さんも大事な物を落として無くしてしまった経験があるかと思います。
そんな中、Twitterなどで落とし物を届けたという投稿を良く目にすることがあります。
落とし物を拾った人は善意で、落とした人が見つけやすいようにしてくれているとは思うのですが、こういった行為に問題はないのでしょうか。
落とし物返還の際には特徴を確認
落とし物は届けられた駅などで情報を入力、集約駅で警察への手続きがされて、どちらでも問い合わせに対応してくれるそうです。
保管期間がすぎたものは、警察署に移されますが、遺失物情報をインターネットに公開しているとのことです。
返還の際には、紛失時の状況や特徴をしっかりと確認した上での返還となるようです。
なりすましが多発
しっかりと特徴などを確認してから返還されるので、安心かと思いますが、今回はSNSでの投稿が問題となっています。
落とし物の特徴や、落とし物そのものの写真などを投稿してしまうことで、多くの人が特徴を知ってしまうこととなるので、なりすましが多発しているようです。
また、免許証など個人を特定できるものも投稿してしまう方もいるので、悪用の危険性があります。
返還が難しくなってしまう
このように、特徴などを把握したなりすまし詐欺が多いため、返還することが難しくなってしまっているようです。
鉄道会社では、拾得者と保管者のみが遺失物の情報を知っている前提で返還しているとのことなので、返還の際は、かなり厳格に対応することとなっているそうです。
SNSでの拡散は必要ない
もちろん親切心から落とし物の投稿をしているとは思うのですが、返還をより煩雑化させてしまって、最悪返還されないというケースもあります。
遺失者は、自動的に無くしたことを気づくものなので、SNSで拡散する必要はありません。
鉄道などで落とし物を拾った際は、速やかに駅員さんに届けて、そのあとの対応は任せ流のが、ベターですね。
「落とし物を届けた」のまとめ
SNSでたびたび目にする機会がある落とし物の投稿ですが、まさかこのような事態を引き起こしていたとは思いませんでした。
拾った人たちは、善意を持って投稿しているとは思いますが、SNSに投稿することは控えるようにしましょう。
せっかくの善意が悪意のある人たちに利用されてしまったら、本当に嫌ですよね。
何事もなく落とし主に届いて欲しいですね。
コメント