全国各地の道路でみかける「飛び出し坊や」ですが、実は発祥の地が滋賀県というのを知らない人もいるのではないでしょうか?
滋賀県は発祥の地という事もあり設置数が特に多いのですが、その中で、西川貴教さんをモデルにして作られた「飛び出し坊や」が発見されSNSに投稿されるや否やすごい話題になつています!
今回は、西川さんモデルの「飛び出し坊や」について、調べて見ました。
飛び出し坊やって何?
「飛び出し坊や」というのは、ドライバーへの注意喚起のために、通学路や車から見えづらい道の出口などに設置されている「子供が飛び出す絵柄の看板」のことです。
子供が道路に飛び出して自動車やバイクなどと接触してしまい事故が起こることを防止する目的で、交通戦争と呼ばれた昭和30年代頃から作られるようになりました。
ちなみに、正式な名称は、『飛び出し坊や』が一般的ですが、飛び出し人形・飛び出し小僧・飛び出し君・飛び出し注意君・とび太くんなどと地域によって呼ばれ方が違っていることもあります。
「飛び出し坊や」の名を一躍世間に広めたのはイラストレーターのみうらじゅんさんですが、最近では実は飛び出さない坊やの方が正しいのではないか、とも言っているそうです。
飛び出し坊やの元祖は「0系」?!
今や日本全国に様々なバージョンがある飛び出し坊やですが、滋賀県が発祥の地といわれています。
全国的に最も有名な元祖飛び出し坊やは、みうらじゅんさんによって「0系」と名付けられた、赤いセーターに黄色いズボンに七三分けの髪型が特徴です。
飛び出し坊やはグッズも販売されている!
全国各地の道路に設置されている飛び出しやですが、今では色々なグッズが登場しているようです。
- クリーナー付きストラップ
- 交通安全お守り
- 交通安全マグネット
- クリアファイルiPhoneケース
- Tシャツ
- エコバッグ
- 交通安全ステッカー
- 麻ふんどし
などなど、沢山の種類が売られていますね!
これらの商品は、滋賀県内の主要文具店や、みやげ物売り場や「とび太くんグッズ販売所」などで販売されているようです!
飛び出し坊やは『町おこし』にも貢献?
飛び出し坊やのデザインの特徴は、目に入りやすいデザイン・色遣いが多い様です。
飛び出し「坊や」や、飛び出し「小僧」などの名前から分かるように、多くは男の子のデザインですが、女の子や高齢者のデザインもあります。
子供に人気のあるアニメのキャラクターなどが描かれることも多く、なかには著作権上問題となりそうなものもありそうですね。
製作・設置は主に地元のPTAや町内会が行なっているので、地域や年代ごとに様々なデザインがあり、特に手作りのものは、細かなデザインの違いが多いです。
その地域にちなんだご当地もののデザインもあったりして、交通事故防止だけでなく、町おこしにも貢献しています。
アニメ「けいおん」!のキャラクターの飛び出し坊や
滋賀県の豊郷町。
ここはアニメ「けいおん!」のモチーフとなった旧豊郷小学校があるため、
アニメの聖地としても有名で、「けいおん!」キャラクターをはじめとするアニメキャラクターの
飛び出し坊やがたくさん設置されているのです。
どんなキャラクターの飛び出し坊やがいるのか探してみるのも良いかもしれませんね。
滋賀に本人公認「西川貴教」飛び出し坊や、その経緯は?
6月6日、「西川(貴教)さんの飛び出し坊やを発見してしまった(笑)」とのツイートが投稿され、話題になっています。その後、なんと西川貴教さん本人も公認したとか?
西川貴教さんの1998年のヒット曲『HOTLIMIT』の黒い帯を巻いたような衣装を身にまとい、道端で注意喚起する西川貴教風飛び出し坊やを作った方のは、滋賀県在住の西川さんです。
制作した経緯は、『私(西川さん)が住んでいる場所は田舎ですが、交通量もありスピードを出す車も多く、何か交通に気を付けてもらえるものの設置を考えていました。加えて、コロナ禍のGWに家で何か出来ることを考えていて、「家族で飛び出し坊やを作ろう!」』となったそうです。
それでせっかくなら、自分も大好きで、滋賀県観光大使でもある西川貴教さんをモチーフに作りたいと思い、西川貴教さんのキャラクターである「タボくん」と代表曲『HOTLIMIT』の特徴的な衣装を組み合わせることに。
コロナ禍で不安が多いなか、西川さんの飛び出し坊やを見て、みなさんが少しでも笑顔になれれば良いなと考えたそうです。
※クロキツネ(@kurofoxzzr)さんが、道で見つけて投稿したことから瞬く間に話題になったようです。
西川貴教さんも「全く気にせず、ドンドンやって頂いて結構ですよ♪」と許可を出されたようです!
飛び出し坊やのまとめ
飛び出し坊やの発祥の地、滋賀県は西川貴教さんの出身地でもあります。
西川貴教さんの飛び出し坊やは、
「風に強そう!」「台風に強そう」「突風注意の看板ですね」
など、様々な声が寄せられました。
どんな強風がこの看板に吹きつけても、本人の様に倒れなさそうですね!
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