2018年全米オープンを制覇が記憶に新しい大坂なおみ選手。
そこから2年足らずの間で名実ともに日本の女子テニス界のトップ選手となりました。
グランドスラムチャンピオンとなった重圧からか、その後は勝ち切ることができませんでしたが、今回、コロナ後初となる全米オープンテニスに彼女は帰ってきました。
全米オープンテニスでその実力を遺憾なく発揮した大坂なおみ選手について紹介していきたいと思います。
大坂なおみ選手が全米オープンテニス優勝!
全米オープンテニス女子シングルス決勝で、元世界ナンバーワンで現27位のビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)と対戦しました。
結界は、1―6、6―3、6―3で見事勝利し、全米オープンテニス優勝を飾ることとなりました。
優勝後、相手選手や審判とあいさつをした後、喜びの姿を見せることなく、静かにコート状に寝転がりました。
「多くの偉大な選手が倒れ込んで空を見上げていたので、どんな景色が見えるのかと思った。信じられないくらい素晴らしい瞬間だった」とコメントされています。
ボーイフレンドも大興奮
大坂なおみ選手側のスタンドには、彼女の恋人である人気ラッパー・YBNコーデーさんが見守っていました。
大坂選手がマッチポイントを握り、対戦相手のショットがネットを越えなかった瞬間、その感情を爆発させました。
何度もガッツポーズをし、豪快な雄叫びを上げました。
この姿を見たファンたちから、最高のボーイフレンドだと注目を集めました。
また、米ネットワーク「ESPN W.」の公式ツイッターでも7秒間の動画が紹介され、話題を呼んでいます。
2度目の優勝で世界ランキング3位に
今回で全米オープンテニス2度目の優勝となりました。
2019年の全豪オープンを含めて、グランドスラム3度目の優勝となり、日本人選手として快挙となっています。
また、今回の優勝によって得たポイントで、14日付けで世界ランキング3位に浮上することが決まっています。
7枚のマスクに込めた想い
今大会、大坂選手は、人種差別への抗議のため7枚のマスクを用意していました。
一回戦から被害者の名前の入ったマスクをして、入場していましたが、決勝まで進出したことで全てのマスクを披露しました。
決勝戦では、2014年に射殺された黒人少年の「タミル・ライス」さんの名前のマスクを着用して入場。
優勝インタビューでは、「どんなメッセージを伝えたかったか?」と問われ、「どんなメッセージを受け取りましたか?」と答えました。
被害者家族からのメッセージを力に変えて見事に優勝されたんですね。
錦織圭選手も祝福のメッセージを
Over in Rome, @keinishikori has a message of congrats for 2020 @usopen women’s champion @naomiosaka! 🇯🇵 pic.twitter.com/qb87j1wmji
— ATP Tour (@atptour) September 13, 2020
この優勝を受けて、錦織圭選手も祝福のメッセージを送っています。
錦織選手は、怪我やコロナの影響で今大会は欠場していましたが、大坂選手の活躍を応援していたみたいです。
大坂なおみのまとめ
全米オープンで2度の優勝を果たすということは物凄いことですよね。
今回は、これまで以上にフィジカル面でもメンタル面で大成長を遂げていた大坂選手。
人種差別に対して一石も投じました。
彼女が優勝したことで、人種差別についての認識がより広まっていき議論されることとなるでしょう。
そのことで、この問題が解決に向かってくれるとことを望みます。
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