世界ランキング1位のテニスプレイヤー、ノバク・ジョコビッチ選手。
その素晴らしいテニスのプレイスタイルだけではなく、陽気な性格からファンも数多くいます。
そんなジョコビッチ選手が4大大会の一つ、全米オープンで失格となったとのことです。
失格なんてなかなかあることではなく、ましてや世界1位の選手がどうして失格となってしまったのでしょうか。
今回はどうして失格となってしまったのか紹介していきたいと思います。
ジョコビッチ選手が全米オープン失格?
全米オープン4回戦、パブロ・カレノブスタ戦において、4大大会規則の「スポーツマンらしくない違反行為」により、ジョコビッチ選手は失格となりました。
一体何があったのでしょうか。
線審にボールをぶつける
自分のプレーに苛立ちを見せていたジョコビッチ選手ですが、サイドチェンジの際に、ポケットのボールをラケットで後方のフェンスに向けて放ちました。
そのボールが線審の女性の喉に直撃してしまい、女性は倒れ込んでしまったのです。
驚いた表情をし、すぐに女性に駆け寄った姿から、故意ではないとわかりますが、このことから失格の処分を受けてしまうこととなりました。
この行為の罰金1万ドル(約110万円)が科され、さらにこれまで勝ち上がってきた分の賞金25万ドル(約2650万円)は没収となります。
記者会見を行わず罰金
本来テニス選手は、試合後の記者会見に特別な理由がなければ参加しなければなりません。
ですが、今回ジョコビッチ選手はこの会見を受けなかったため、7500ドル(約83万円)の罰金を受けることになりました。
罰金と賞金を合計すると物凄い金額になってしまいますね。
さらには、本大会で得られるはずのランキングポイントも没収されることとなりますので、ランキングにかなりの影響があります。
今回の件に対してジョコビッチ選手はSNSにコメントされています。
ファンから線審への誹謗中傷が殺到
今回の件に関して、自分の非を認めて謝罪しているジョコビッチ選手ですが、ファンたちは穏やかではないようです。
世界1位が4回戦で消えるということに我慢ならないファンたちが、まったく非がないはずの線審に対して誹謗中傷しているようです。
SNSなどで誹謗中傷のコメントが殺到していることで、ジョコビッチ選手自身が線審の女性への誹謗中傷をやめてほしいとコメントを出しています。
この投稿をInstagramで見る
ジョコビッチ選手、コート復活おめでとうございます! セイコー アンバサダーのジョコビッチ選手がニューヨークで開催されているWESTERN & SOUTHERN OPENで準決勝まで勝ち進んでいます。 2020年はいまのところ21戦全勝~さらなる活躍を楽しみにしています。 #seiko #セイコー #ジョコビッチ #wsopen #アストロン #プロスペックス #セイコーアストロン #テニス
新チャンピオンの誕生が決定
ジョコビッチ選手の失格により、勝ち残った選手の中にグランドスラムタイトルを持っている選手が0となりました。
このことから、誰が勝ち残ってもグランドスラム新チャンピオンとなります。
これは、グランドスラム男子シングルスでは、22大会ぶりのとのことです。
これまで、ジョコビッチ選手を含むビッグ4と呼ばれる選手が独占していたグランドスラムタイトルを新しい選手がとるのは楽しみですね。
若手選手が数多く残っているので、新しい時代が来たという予感がします。
ジョコビッチ選手のまとめ
今回のジョコビッチ選手の失格騒動は衝撃でしたね。
元々、感情表現が豊かで、苛立ちなども表に出やすい対応ではありましたが、世界1位であるという振る舞いはしなければいけませんね。
トップの選手のこのような問題はかなり波紋を呼んでいるので、改善されることを願いたいですね。
コメント