世界各地にゲリラ的にアートを残していくことで有名なバンクシー。
日本国内でも、バンクシーの作品なのではないかと言われている作品がありますが、常に話題のバンクシー。
今回もバンクシーの新作が話題となっています。バンクシーとはどんなものなのか?どんな作品なのかを調べて見ました。
バンクシーの新作が地下鉄内に!
話題のバンクシーの新作がロンドン地下鉄のサークル・ライン車内に登場しました。
くしゃみをしたり、マスクで遊ぶネズミの絵が描かれて、マスクの着用を促すものとなっています。
バンクシーは、インスタグラムに自身と思われる清掃員がステンシルアートを施していく動画をアップしています。
作品は、「マスクをせよ、さらば与えられん」と名付けられており、運転席のドアにはバンクシーの名が書かれました。
バンクシーのインスタグラム
作品はすぐに消された
ロンドン交通局は、マスク着用を人々に促すことはありがたいとしながらも、落書き禁止のルールに反するということで、作品を消去したとのこと。
しかるべき場所に改めて制作してもらう機会を設けるとのことですが、このような素晴らしい作品を消してしまうなんて、ルールに厳格なんですね。
ですが、ロンドン交通局とバンクシーが連携していたのではないかとする情報もありますが、明らかにはなっていません。
もし、連携していなければ、地下鉄の車内に勝手に絵を描いたということなので、罪などに問われてしまう可能性もあるので、許可などは取っていたのではないでしょうか。
バンクシーとは?
バンクシーとは、イギリスを拠点に活動しているアーティストです。
そのプロフィールは全く公開されていないため、ほとんどの情報が憶測となっています。
世界中に神出鬼没を繰り返して、ゲリラで、社会風刺的でメッセージ性のある作品が多くの人の注目を集めています。
しかし、公共物などに描かれることもあるため、アートではなく落書きだとする人もいるようです。
最近では、高額で取引されるほど影響力がましてきていますが、お金が稼げるから落書きを合法とするということに疑問の声も上がっています。
バンクシーを有名にした出来事
バンクシーが行った行動で話題になったものを紹介していきます。
美術館侵入
バンクシーは、美術館に侵入して、勝手に作品を設置するということを繰り返しており、「芸術テロリスト」と言われ、名前が売れ始めました。
そして、大英博物館に侵入して、勝手に設置した作品が公式展示されたことで一躍有名になりました。
オークションで落札後シュレッダーに
バンクシー作品の中で最も有名とされている「風船と少女」。
2018年、ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で104万ポンド(約1億5000万)の高額で落札されました。
落札されたとともに、額縁に内蔵されていたシュレッダーで絵が裁断されてしまいました。
作品を購入した女性はショックだったと言いますが、自分の所有作品が美術史になるのだと気付いたと言っており、作品の所持を決めたようです。
オークション動画
小池都知事も認めた?
2019年、東京都知事の小池百合子氏が、バンクシー作品に似ているグラフィティを撮影した写真をツイッターに上げて話題となりました。
小池百合子氏の落書きを受け入れるようなコメントから、有名なバンクシーなら落書きを許すのかと議論を呼びました。
バンクシーのまとめ
バンクシーの作品は常に話題になりますね。
グラフィティは、その特製ゆえ認められづらい傾向にありますが、少しづつアートとして認められ始めています。
ただの書き殴ったような落書きではなく、バンクシーのように確固たるメッセージを持って描かれたものはアートになり得るのかもしれません。
まだまだ賛否両論ありますが、これからもバンクシーの作品が気になりますね。
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