たった半年間で人の生活をまるっきり変えてしまった新型コロナウイルス。
早く元の生活を取り戻すためには、ワクチンの完成が待ち遠しいですよね。
ですが、どうやらそのワクチンがあっても、短期間しか効果がないかもしれないんです。
どういうことなのか紹介していきたいと思います。
新型コロナウイルスの抗体は3ヶ月しかもたない
スペインの保健省が7万人を対象に3ヶ月に渡って3回の抗体検査をしました。
この検査から、コロナの抗体は2〜3ヶ月で激減してしまうそうなのです。
これに関して、中国の研究チームも同様の論文を出しています。
新型コロナウイルスに対しての集団免疫が期待されていましたが、この事実が本当ならば集団免疫は無意味となってしまいます。
集団免疫とは?
集団免疫とはなんなのでしょうか。
集団免疫とは、ある感染症に対して多くの人が免疫を持っていると、免疫をもたない人にも感染が及ばなくなるという考えです。
新型コロナウイルスは、1人から2〜3人に感染すると言われています。
感染の終息のためには、人口の60〜70%が免疫があれば1人から1人にしか感染しなくなるので、やがて終息していくということのようです。
新型コロナウイルスに集団免疫は意味がない?
集団免疫の獲得が期待されていましたが、抗体が3ヶ月しかもたないということになれば意味をもたなくなってしまいます。
せっかく免疫を得ても、数ヶ月後にはまたかかってしまうことになるので、新型コロナウイルスを終息させることにはつながらないということになります。
だとしたら、新型コロナウイルスに対するワクチンが早く完成して欲しいと考えるかもしれませんが、それも少し違うようです。
新型コロナウイルスにワクチンの効果は?
新型コロナウイルスのワクチンを接種したとしても、その効果もおよそ3ヶ月で失ってしまうということです。
抗体が3ヶ月で消えてしまう感染症はこれまでなく、インフルエンザウイルスでも6ヶ月持続します。
新型コロナウイルスは、夏になっても消えないため、年間で4回予防接種を受ける必要が出てくるということなんです。
新型コロナウイルスのまとめ
誰しもが、以前のような生活に戻りたいと思って、ワクチンの完成を待っているはずですよね。
今回の免疫の話を聞いてしまうと、ワクチンに対して希望が持てなくなってしまいますね。
技術の進歩は凄まじいので、いずれは必ずウイルスがしっかり解析されて完璧なワクチンが完成するかと思います。
ですが、それはまだまだ先の話で、いますぐ以前の生活のようにはいかないですね。
普段からしっかりと対策して、感染しないようにしていきたいですね。
コメント