Z世代やミレニアル世代と呼ばれる若い世代には、環境に対して強い関心を持っている人が増えています。
ですがそういった若い世代の中で、エコ不安や気候不安などに陥っている人が多いそう。
若者に増えているエコ不安とはなにか、またなりやすい人はどのような方なのかを紹介していきたいと思います。
若者に多いエコ不安
Z世代やミレニアル世代といった10〜30代の若い人たちの環境への意識は高まっていると言えます。
ですが、環境のことを考える反面、それによって無力感や絶望感に陥ってしまう若者が増えているとのこと。
このことはエコ不安症(Eco Anxiety )や気候不安症(Climate Anxiety)と呼ばれています。
エコ不安とは?
エコ不安とは、上記でも紹介したように環境問題を前に無力感や絶望感に陥ってしまうことです。
最近では、毎年のように最高気温の更新や集中豪雨、巨大台風や地震などが多発しています。
海外では、温暖化の影響から森林火災が起きて、野生動物などが危機にさらされているという事実も。
こういった異常気象が当たり前にあり、SNSなどで日々、世界で起きていることを目の当たりにしていると不安になってしまいますよね。
一般的に見られる兆候としては、無気力感、無力感、罪悪感、ふさぎ込み、怒り、不眠、パニックなどが挙げられます。
エコ不安になりやすい人は?
エコ不安症に陥りやすい人は、やはり環境意識が高い人たちです。
今地球で起きていることを知りたいと考えて、そういった事柄や情報によく触れる人がなりやすいと言われています。
また気候変動による将来の不安から子どもを持たない選択をする人も多くなっているそう。
若い世代が子どもを持ちたいと思わないというのは、なんともやるせないものですよね。
エコ不安を対策するには
エコ不安に陥らないために、対策について紹介していきます。
自然に触れる
自身のメンタルヘルスのために、自然に触れあることが大事です。
情報や人の多い街や都会で過ごしていると、どんどん悪い方向に行ってしまいますので、一度自然の中でリラックスすることが必要かもしれません。
デジタルデトックス
環境意識の高い人たちは、パソコンやスマホなどを利用して、常にそのような情報に触れていると思います。
その習慣が不安を呼び込んでいる可能性が高いので、デジタルを避ける必要があります。
現代において、スマホなどのデジタル機器を完全に断つことは難しいと思いますので、1日だけ、週末だけ、夜は触らないなど、デジタルデトックスのタイミングを決めて生活することが大事です。
地球環境のために小さなアクション
環境に対して不安を抱いている人は、その課題の大きさに自分の無力感を持ってしまいます。
まずは、地球環境のためになるようなアクションをどれだけ小さくても良いので、始めてみてください。
そういったアクションを起こすことで、少しずつポジティブなエネルギーを持つことができるはずです。
不安を打ち明ける
自分一人では抱えられないほど、不安が大きくなってしまったら、身近な人やカウンセラーなどに打ち明けてみてください。
マイナスの感情を口に出すことで、苦痛が緩和されると言われているので、まずは試してみましょう。
若者に多いエコ不安のまとめ
環境問題に意識が向くことはいいことだと思うのですが、そのことが不安症を生み出しているなんて考えもしないですよね。
なんだか不安を感じている、無気力、パニックなどの症状があるという人は、エコ不安に陥っているかもしれません。
もしそういった症状がある場合は、環境問題から距離を取って、今回紹介したような対策を試してみてください。
それでも不安感が拭えなければ、専門家に相談しましょう。
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