北海道の鈴木知事は28日夕方、新型コロナウイルスの感染が道内で広がっているとして、28日から3週間の間、「緊急事態宣言」を出し、道民に向けて、特にこの週末の外出を控えるよう呼びかけました。
北海道知事 道民に「緊急事態宣言」 外出控えるよう呼びかけ
道は午後5時半から新型コロナウイルスに関する対策会議を開き、新型コロナウイルスの道内での感染拡大は深刻さを増しているとして「緊急事態宣言」を出しました。
期間は28日から3月19日までの3週間で、特にこの週末は道民に外出を控えるよう呼びかけました。
緊急事態宣言の内容は?
鈴木知事の名前で公表された緊急事態宣言は、次のような内容になっています。
「新型コロナウイルスの感染を防ぐため、オール北海道で取り組んできましたが、状況はより深刻さを増しています。早期の終息、そして皆さんご自身と大切な人の命と健康を守るため、お願いしたいことがあります。感染の拡大防止のため、この週末は、外出を控えてください。皆様のご理解とご協力を、よろしくお願いします」としています。
知事は「地域間での感染拡大のおそれが出てきている!」
鈴木知事は対策本部の会合の後、臨時の記者会見を開き、北海道内の住民にこの週末の外出を控えるよう呼びかける「緊急事態宣言」を出したことを改めて説明しました。
そのうえで「きのう、集団感染の疑いがある6人が北見市で開催された展示会に参加していたことが判明し、札幌市からの参加者も確認されている。地域間での感染拡大のおそれが出てきている」と述べました。
また「緊急事態宣言を出したことを受けて、安倍総理大臣に日本で感染者が最も多い北海道の実情を直接伝える緊急の要望をしたい」と述べました。
さらに「北海道は全国で最も感染者が多く、今後は感染拡大防止のモデルを作り、国と一緒になって取り組んでいく」と述べました。
知事は「観光客も行程変更を!」とも訴えていました
また道内を訪れる観光客に対しては「人がたくさんいる場所について行程を変更するなど、適切に判断してもらいたい」と述べました。
そのうえで「北海道は世界からすばらしいところだと認識され、観光客も多い。だからこそ早く終息させたい。あらゆる資源を投入し、全力で感染拡大の防止に取り組まなければならない」と述べました。
主な交通機関は通常どおり運行の見通し
北海道の主な交通機関は今のところ通常どおり運行される見通しです。
このうちJR北海道は「列車はビジネスなど様々な理由で利用する人がいて外出せざるを得ない人もいる。公共交通機関として列車を間引き運転するなどの対応は今のところ考えていない」として、週末も通常どおりのダイヤで運転する予定だとしています。
小売店は、営業時間短縮の動きも!
北海道の小売り各社の中には営業時間を短縮する動きがある一方で、通常どおり営業するところもあります。
このうち札幌市中央区のデパート「さっぽろ東急百貨店」は、3月1日から18日までの間、開店を朝10時半と30分遅くするほか、閉店も午後7時半と30分早める方針です。
一方、「イオン北海道」は「道民の食生活を支える」として、週末は通常どおり営業する予定だとしています。
北海道緊急アピールのまとめ
北海道は、新型コロナウイルスの感染拡大について、状況はより深刻さを増していることから、「自身と大切な人の命と健康を守るため」としてこの週末の外出を控えるよう呼び掛けました。
この呼びかけは「とりあえず」この週末だけですが、状況によればそれ以降も続く可能性があります。
県民の反応としては、概ね「良し」との受け止めのようです。
なんとか感染拡大がおさまると良いですね。
