毎年ニュースで話題となるカツオノエボシ。
その名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
綺麗な見た目に騙されてしまう危険生物です。
そんなカツオノエボシに刺されてしまったらどうすればよいのでしょうか。
カツオノエボシが漂着
2020年7月7日、公益財団法人かながわ海岸美化財団が、相模湾沿岸に点々とカツオノエボシが漂着しているとツイートしました。
カツオノエボシは、透き通った水色の風船のようなものです。
砂浜に落ちていたら、綺麗に見えるので触ってしまう可能性がありますが、触らないように注意しましょう。
カツオノエボシとはどのようなものなのでしょうか。
カツオノエボシとは?
カツオノエボシは、別名電気クラゲと呼ばれています。
10センチほどの大きさで、特徴的な浮き袋があり、風の影響を受けやすい生き物のようです。
ですので、陸へと向かう風が吹くと、それに運ばれて浜辺に打ち上げられます。
浮き袋の部分には危険性はないようですが、触手の部分に猛毒があるそうです。
刺されると、電流が走ったような激痛があり、その痛みが数日間続きます。
また、二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こして死にいたる可能性もあるので、絶対に素手、素足では触らないようにしましょう。
さらに、死んでいるものでも危険だということです。
もしカツオノエボシに刺されたら?
もしカツオノエボシに刺されてしまったら、落ち着いて対処するようにしましょう。
まずは、患部を海水で洗い流します。
そこから、決して素手では触らないように、触手を取り除いてください。
触手を取り除いた後は、患部を冷水や氷などで冷やして、すぐに医療機関で治療を受けるようにしましょう。
また、患部を洗う際に真水を使ってしまうと、浸透圧の差によって毒が体内に流れ込みやすくなってしまうので、気をつけてください。
海水浴が中止で救護所がない
新型コロナウイルスの感染拡大のため、神奈川県内の海水浴場の開設が中止となっています。
それに伴って、救護所もないので注意してください。
ライフセーバーなど配置されていますが、例年に比べると大幅に少ないということのようです。
十分な安全対策が確保できていないため、県は遊泳を控えるように呼びかけています。
海に近づくときには、しっかりと注意を払った方がいいでしょう。
カツオノエボシのまとめ
どれだけ細心の注意を払ったとしても、気づかないうちに刺されてしまうこともあるかもしれません。
また、砂浜に打ち上げられたカツオノエボシを気づかず踏んでしまうかもしれません。
事前の対策としては、肌の露出を少なくするようにしましょう。
どれだけ気を遣っても完全に避けることは難しいので、海水浴を控えるなどした方がいいかもしれません。
自分の身は自分でしっかりと守れるようにしましょう。
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